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この酒は、手ひどい罠の味がする…舌で難敵と渡りあう、鬼役――隼之助の活躍!将軍が食事をとる前に味見をして毒が盛られることを防ぐのが、御膳奉行――鬼役の勤め。だがその頭である木藤家の役割はそれだけにとどまらなかった。父・多聞の命を受け、鬼役を継いだ隼之助は、町人として暮らしながら幕府に敵対する一派を探る。彼の優れた“舌”は、潜入先の酒問屋〈笠松屋〉が扱う博多の白酒から、危険な罠の味を感じとった……。好調シリーズ第三弾!目 次第一章 別れ火第二章 二人の疾風第三章 対立第四章 至福の酒第五章 罠の味第六章 布団鬼第七章 忍冬酒あとがき
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