競馬の世界史 欲望と文明のビッグレース
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作品情報
人間が生んだ「最高の芸術品」ともいわれるサラブレッド。この速く、強い馬を競わせる近代競馬はイギリスで生まれ、はじめは王侯貴族の遊びとして、そしていつしか「文明の象徴」としてヨーロッパからアメリカ、日本など各地に伝わっていった。一方で、「賭博」としての競馬は人間の欲望を刺激し、八百長や不正の誘惑をともなって人間の性(さが)をあらわにする。こうした「欲望」をいかにコントロールし、公正さを実現するか――。競馬場はその社会と文明の成熟度を試されるのだ。まさに欲望と文明がせめぎあってきた競馬の歴史を、古代ローマ史・地中海文明史の第一人者であり、長年の競馬ファンでもある著者が熱く書き上げた1冊。アラブ馬を始祖とするサラブレッドの誕生、イギリスの伝説的名馬エクリプスの登場、フランスでの凱旋門賞の創設、アメリカ競馬最強の時代を経て、いま、日本競馬が世界で最高峰のレベルにある。日本の馬が凱旋門賞を勝つ日は近いだろう。文庫化にあたり、最近10年あまりの世界と日本の競馬の動向を大幅に増補。〔原本:『競馬の世界史:サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』中公新書、2016年刊を増補改訂〕目次プロローグ第1章 古代民衆の熱狂――競馬の黎明期第2章 英国王の庇護のもとで――近代競馬の胎動第3章 サラブレッドの誕生――品種改良のはじまり第4章 クラシックレースの成立――十八世紀のヨーロッパ競馬第5章 市民社会と近代競馬の発展――十九世紀のヨーロッパ競馬第6章 馬産地ケンタッキーの台頭――十九世紀の世界の競馬第7章 凱旋門賞創設と国際レースの舞台――二十世紀のヨーロッパ競馬第8章 繁栄する合衆国の英雄たち――二十世紀のアメリカ競馬第9章 日本競馬の飛躍――二十世紀の世界の競馬第10章 国際化時代のビッグレース――現代の競馬エピローグあとがき学術文庫版の増補学術文庫版のあとがき主要参考文献用語ノート馬名索引
- 著者
- 出版社 講談社
- ジャンル
- レーベル 講談社学術文庫
- シリーズ 競馬の世界史 欲望と文明のビッグレース
- 電子版配信開始日 2026/09/09
- ファイルサイズ - MB