がんは、いまや2人に一人がかかる国民病となっています。しかし、現在はがんを恐れる時代ではありません。治療技術が進歩し、治療体制も以前より格段に整ってきたおかげで、がんが治る確率も飛躍的に向上しています。がんと診断されても、ただ落ち込むのではなく、前向きにがんと向き合うことのできる時代なのです。本書は、番組「きょうの健康」で放送された内容をもとに、新たに取材を加えて編集したものです。がんの治療が具体的にどのように進められるか、緩和ケア、リハビリ、栄養サポートなどのチーム医療を中心に紹介いたします。