無間の鐘

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あらすじ

修験者のなりをして国々を放浪する謎の「十三童子」。役者と見まがうこの色男は、錫杖を鳴らし銀のキセルをふかしながら、欲にまみれた人間たちをこう誘う。ーー来世で地獄に堕ちてもよいなら、ひとつだけ願ってこの鐘を撞け。ただし、撞いた者は来世に底なしの無間地獄に堕ち、子も今生で地獄に堕ちる。撞くか撞かぬは、本人次第。さあ、あなたならどうする?人の欲をためす不思議の鐘、鳴らすか、やめるか? 今が人生の分かれ道。ストーリーテリングの凄さ際立つ新星が放つ傑作時代小説!心の奥底に響く物語。深い、深すぎる。ー細谷正充(文芸評論家)読むと、心のひだをじゃらんと撫でる音が聞こえる。ー三宅あみ(ジャパネスク・ナビゲーター/江戸文化研究家)

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