真・大東亜戦争(14)
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シリーズ
全18冊
作品情報
World War II 1943 連合艦隊司令長官南洋二散華ス(あれから、もう三ヵ月になるのか…) 西条は軍需省の執務室で頬づえをつき、ひとり嘆息した。 一九四三年(昭和一八年)四月二八日、アリューシャン諸島最西端のアッツ島。米軍は突如、日本軍の守る同島に艦砲射撃を加え、上陸作戦を開始した。そして四日後の五月一日、日本軍守備隊は全滅したのである。(イタリアはもう白旗かもしれん。ヒトラーも時間の問題だ。これで太平洋でもアメリカが、がぜん優位に立つであろうよ) 気を取り直し、書類に向かうと部屋のドアが突然、激しく叩かれた。「なんと言った? 君、もう一度言ってくれ」 入ってきた次官の顔は青ざめていた。西条は思わず低くうめき、天を仰いだ。昭和一八年七月二八日、海軍の巨星が南洋に墜ちた……。 ノンフィクション作家・林信吾と軍事ジャーナリスト・清谷信一が共同執筆した、大長編・架空戦記、その第14巻の登場!