空海のことば365日
購入済み
作品情報
天才、超人、偉人……常人離れした偉業を伝えられる弘法大師・空海のことばは、人の心を鼓舞する力強さがあります。 ビジネス書などではその圧倒的なカリスマ性を背景に、「迷いを断ち切る」「強い心をつくる」などの「剛」の側面が強調されますが、じつは空海のことばは慈愛に満ち、困っている人、苦しんでいる人の心に寄り添う「柔」の優しさがあります。 禿(かぶろ)なる樹 定(さだ)んで禿なるに非ず 春に遇うときは すなわち栄え華咲く 【訳】冬には立ち枯れたように見える木も、時が来れば花が咲くものだ 【解釈】「もうダメ」という状態でも「今日一日だけ」と思えば、なんとかできるかもしれません。一日が終われば、次の日も「今日一日だけ」と思えるのではないでしょうか。「日の出前が最も暗い」「やまない雨はない」といった先人の名言があります。あなた自身を励ます言葉を「お守り」にして、せめて今日一日は頑張ってみませんか。 本書は、空海の、慈愛に満ちたことば、遊び心あふれることば、日々の不安が消え去るような優しいことばに焦点を当て、一日一語、365日に分けて紹介します。 老いや死、将来や人間関係への不安などに、空海が応えます。 お遍路のお供に、枕元に、通勤のかばんに。 空海のことばと一緒に人生を歩みましょう。 ———————————— ■イラスト:藤本たみこ ————————————
- 著者
- 出版社 誠文堂新光社
- ジャンル
- 電子版配信開始日 2024/12/11
- ファイルサイズ 60.16 MB