『ボヴァリー夫人』論〔増補決定版〕 下
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シリーズ
全2冊
作品情報
精細きわまる読解が旧来の作品理解を一変させる「読む」とはいかなることか細部相互の齟齬と照応。差異と類似の共鳴。一個のテクストに対してここまで肉薄した試みはあっただろうか。著者の代表作にして批評の一大金字塔。===『ボヴァリー夫人』についてわれわれは何を知っているだろうか。散文形式のフィクションを読むにはどのような態度が必要なのか。「散文は生まれたばかりのもの」という歴史認識とともに書かれたフローベール最初の長編小説には、とらえがたい「不確かさ」と「曖昧さ」がある──。細部の意義深い配置である「主題論」的体系と語りの形式を含めた物語を意味する「説話論」的構造。テクストを組織する両者の絡み合いや発生する意味作用の精細な分析は、作品の思いもよらない側面を浮かびあがらせる。一個の作品に対し、かつてこれほどまで肉薄した試みはあっただろうか。関連論考を付した決定版。【目次】Ⅶ 類似と齟齬Ⅷ 虚構と表象Ⅸ 言葉と数字Ⅹ 運動と物質終章 読むことを終えるにあたって註補考 散文は生まれたばかりのものである――『ボヴァリー夫人』のテクストに挿入された「余白」についての考察もろもろの謝辞――あとがきにかえて――文庫版あとがき書誌人名索引
- 著者
- 出版社 筑摩書房
- ジャンル
- レーベル ちくま学芸文庫
- シリーズ 『ボヴァリー夫人』論〔増補決定版〕
- 電子版配信開始日 2026/10/23
- ファイルサイズ - MB