沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ三

沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ三

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あらすじ

安禄山の乱の折、長安の都を落ちのびた玄宗皇帝は、臣下の反乱を抑えるため、最愛の楊貴妃を処刑せざるを得ない状況に陥った。そこで道士・黄鶴は、驚くべき提案をする。尸解の法を用いて貴妃を仮死状態にするという奇策は、無惨な結末をむかえることとなった。四十数年前。晁衡こと安倍仲麻呂が詩仙・李白宛に遺した手紙に記された、身の毛もよだつ顛末。空海は、ゆっくりと読み下していった。一方、青龍寺の恵果のもとにも、妖しき影が現れ……。

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全4冊

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