史跡は語る 武蔵国(埼玉)編 教科書が伝えない歴史考察

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「なんにもない」と県民が自虐する地、埼玉県を旅した歴史家・渡辺惣樹氏が史跡の声を伝える──濃厚歴史浪漫日米近現代史研究家である著者の今回の考察領域は、時間軸では日本の古代から近代までとロングスパンだが、視察エリアは武蔵国こと「埼玉県」限定。そう、「なんいもない!」と県民が自虐する埼玉県の古墳、寺社、城跡、古道、碑文、地質遺産を、著者が現地で視察し、戦後教育が教えなくなったエピソードにも触れつつ歴史浪漫を解説する。エリア限定と言いつつも、ひっそり佇む寺社、道端のひとつの碑文も歴史の眼で見れば、その場にいながら日本列島各所からピースが集まり、日本国史のダイナミズムが全国規模で広がるのである。全埼玉県民必読の書。<本書の内容>第1章 家康の遺骸は日光にはない(川越市)第2章 渡辺綱は鴻巣からやってきた(鴻巣市)第3章 氷川神社は古代祭祀場だった(さいたま市)第4章 芭蕉の旅と斎藤実盛(草加市・熊谷市)第5章 金錯銘鉄剣に記録された115文字(行田市)第6章 日本武尊の東征の足跡を追う(秩父市)第7章 古秩父湾 海辺だった秩父(秩父市・長瀞町・小鹿野町)第8章 飯能戦争、帰化人、大東亜戦争の史跡(飯能市・入間市)第9章 武蔵国から思う鎌倉武士の憂鬱(狭山市)第10章 室町の関東はカオス、謀略に沈んだ太田道灌(越生町)第11章 深谷の不思議と渋沢栄一(深谷市)<本文より>私には、旅先の現場に立つと、しゃべりたくてうずうずしている先人たちの声が聞こえる。おれのことを、わたしのことを書いてくれという声である。第2章で扱った渡辺綱は辞世の句を次のように詠んだ。「世を経ても 分け越し草の ゆかりあらば あとをたつねよ むさしののはら」先人の最高の喜びは、後世の人々にゆかりの地を訪ねてもらうことに違いないのである。

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