賊軍の将・家康 関ヶ原の知られざる真実
購入済み
あらすじ
天下人は歴史を都合よく書き換える！ 様々な史料から浮かび上がる“関ヶ原”の知られざる真実とは？ “天下分け目の関ヶ原”。 東軍総帥・家康が、周到な準備のもと勝つべくして勝ったという予定調和のストーリーで描かれるが、それは必ずしも事実ではない。後日、徳川政権によって創作されたものだ。 この戦における“官軍”は西軍であり、それまで豊臣内閣筆頭として官軍を率いていたはずの家康は“賊軍の将”に転落、絶体絶命の窮地に追い込まれる。 必死の巻き返しにより起死回生の逆転勝利を収めることで「勝てば官軍」となったにすぎないのだ。 そもそも西軍の総帥は石田三成ではない。あくまでも家康対毛利輝元という豊臣家五大老同士の戦いであり、家康に戦いを仕掛けた西軍の謀主は、三成ではなく、輝元だった。 いわば五大老という五大（老）派閥による“天下人・秀吉”の後継を争う総裁選であり、家康よりも所属議員数で劣っていた輝元は、他派閥との連合によって五大老筆頭の家康を蹴落とし、次期総裁の座に就こうと目論んだ。 そのため、総裁（秀吉）派閥の事務局長ともいうべき三成を味方に引き入れたが、総裁派閥に属する福島正則たち豊臣家諸将のみならず、毛利家本体も家康側の切り崩しにあう。そして関ヶ原の戦いの前日、輝元は戦わずして家康に屈服する。翌日、何も知らない三成は、敗者となって賊軍の将に転落したのだ。 本書は、定評ある歴史研究家が、合戦当日までの諸将の思惑を丹念に拾いながら、輝元の野心が家康一強の政治体制誕生への道筋を早めた複雑怪奇な過程を追い、関ヶ原の戦いの知られざる実像を描き出す歴史ノンフィクションである。
商品情報
- 著者
- 出版社 日経BP
- ジャンル
- シリーズ 賊軍の将・家康 関ヶ原の知られざる真実
- 電子版配信開始日 2022/10/05
- ファイルサイズ 3.55 MB
シリーズ
全1冊
作品をシェアする
同じ作者の本
-
江戸時代はアンダーグラウンド
￥1,540
購入済み
-
15の街道からよむ日本史
￥990
購入済み
-
古地図のひみつ 読みかた・楽しみかたがわかる本 新版 今昔歴史歩き超入門
￥1,793
購入済み
-
江戸の格付事情
￥980
購入済み
-
徳川時代の古都
￥929
購入済み
-
徳川家康「関東国替え」の真実
￥1,078
購入済み
-
大名格差
￥792
購入済み
-
大名廃業
￥1,540
購入済み
-
江戸の給与明細
￥980
購入済み
-
賊軍の将・家康 関ヶ原の知られざる真実
￥880
購入済み
日経BPのおすすめ本
-
![日経マネー 2024年6月号 [雑誌]](https://mw-cds.akamaized.net/MW-Product/294/509/8bbe47fe1e8729adae641359c92fe833eb2d3bf9e2801b1c911ec1686f01c2ca/RS4A/thumbnail/cover.jpg?ivm=true)
日経マネー 2024年6月号 [雑誌]
￥840
購入済み
-
まるわかり！中小企業の事業再生 2024年版（日経ムック）
￥1,980
購入済み
-
地域開発の毒と薬 瀬戸内デザイン─3 2023 倉敷篇
￥2,200
購入済み
-
ソフトバンク もう一つの顔 成長をけん引する課題解決のプロ集団
￥1,650
購入済み
-
東京大改造2030 都心の景色を変える100の巨大プロジェクト
￥3,520
購入済み
-
新データで読む地域再生 「人が集まる県・市町村」はどこが違うのか
￥2,090
購入済み
-
チャイナ・イノベーションは死なない
￥2,420
購入済み
-
ビジネス文書がサクサク作れる！ Word×Copilot 最強の時短術
￥2,200
購入済み
-
マッキンゼー 価値を創るＭ＆Ａ
￥2,420
購入済み
-
フォーサイト起点の社会イノベーション 新たな価値を創出するため企業は何をすべきか
￥2,750
購入済み
歴史・地理・民俗のおすすめ本
-
日本再発見
￥1,415
購入済み
-
楠木正成・正行・正儀 南北朝三代の戦い
￥1,524
購入済み
-
神聖ローマ帝国 「弱体なる大国」の実像
￥1,100
購入済み
-
日ソ戦争 帝国日本最後の戦い
￥1,078
購入済み
-
ヴィジュアル版 沖縄文化論 忘れられた日本
￥1,320
購入済み
-
白村江
￥1,400
購入済み
-
鬼とはなにか まつろわぬ民か、縄文の神か
￥880
購入済み
-
江戸の風に聞け！
￥2,750
購入済み
-
訟師の中国史 ――国家の鬼子と健訟
￥1,925
購入済み
-
京大地理学者、なにを調べに辺境へ？
￥1,760
購入済み