MILITARY CLASSICS (ミリタリー・クラシックス) Vol.92(2026年冬号)

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※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。【電子版では、紙の雑誌と一部内容が異なる場合、掲載されないページや特別付録が含まれない場合がございます】【巻頭特集】一式陸上攻撃機日本海軍は1930年のロンドン海軍軍縮条約を受け、日米主力艦による決戦の前に米戦艦艦隊に大打撃を与える兵器として、陸上から発進して長距離を飛行し、敵艦に魚雷攻撃を加える「陸上攻撃機」の開発を開始した。これを受け開発された大型の九五式陸上攻撃機(大攻)は失敗作となり量産されなかったが、三菱の八試特殊偵察機をもとに開発された中型双発の九試陸上攻撃機は、四発機並みの破格の航続距離を発揮し、昭和11年(1936年)に九六式陸上攻撃機として採用された。そしてその九六陸攻の後継として三菱が開発したのが十二試陸攻で、長大な航続距離、更なる高速と高い抗堪性、強力な防御火力を備えた双発攻撃機であった。昭和16年(1941年)には一式陸上攻撃機として制式採用され、来るべき対英米戦の主力陸攻として各航空隊に配備される。太平洋戦争開戦劈頭、英海軍の戦艦2隻を撃沈したマレー沖海戦や、フィリピンの米航空基地爆撃など各戦線で戦果を挙げた一式陸攻であったが、昭和17年後半のガダルカナル戦の頃から苦戦が目立つようになる。そして大戦末期には、人間爆弾「桜花」の母機として悲壮な戦いに赴くことになった…。本特集では、零戦と同じく、日本海軍航空隊の栄光と凋落を象徴する機体といえる一式陸攻について、開発経緯、メカニズム、塗装、戦歴、運用、生産型、人物、ライバル爆撃機など多方面から解説していこう。【第二特集】ネルソン級戦艦第一次大戦の終結後、英海軍は日本とアメリカの新型戦艦に対抗すべく、新たな戦艦・巡洋戦艦の試案を検討する。だが、1922年にワシントン海軍軍縮条約が締結されると、これらはすべて廃案となった。ただし、日本海軍の「陸奥」保有の引き換えに英海軍でも16インチ(40.6cm)砲搭載戦艦2隻の整備が可能となったことから、条約の定める基準排水量35,000トンの制限内で新たな戦艦を設計することとなった。新戦艦の設計は従前の試案のG3巡洋戦艦/N3戦艦案をベースに検討された。両案の特徴は、機関部より前に三連装主砲塔3基を配置、重防御が必要な主砲塔と弾火薬庫を集約することで、排水量を抑えながら耐弾性を強化するという点にあった。新戦艦はこれを踏襲しつつさらに発展させ、艦橋より前の艦前部に主砲塔3基を置くレイアウトを採用する。このような革新的な設計を採ったネルソン級戦艦は、1番艦「ネルソン」、2番艦「ロドネイ」がともに1927年に竣工した。本級は就役後、各種装備の不具合に悩まされ、操艦性能の不良などが指摘されつつも、英海軍最強の攻防性能を持つ戦艦として君臨し、第二次大戦では「ロドネイ」がビスマルク追撃戦で戦功を挙げる活躍を見せている。本特集では、異形とも言える形態ながら、欧州最強戦艦の座を占めたネルソン級戦艦について、メカニズム、開発経緯、戦歴、塗装、運用、部隊編制といった様々な側面から解説する。

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