秀吉の城
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作品情報
よく知られる墨俣一夜城をはじめ、備中高松城の水攻めや、小田原攻めにおける石垣山築城等々、秀吉による天下統一への道のりは、自らの土木の才能をいかんなく発揮した城郭活用術の進化プロセスでもあった。秀吉が手掛けた数かずの城郭を時系列で追いながら、それぞれの立地や築城経緯、縄張りに天守、石垣などの構造を分析。さらには合戦や政略への具体的な効果までひもときながら、その天下統一の偉業を総覧しつつ、「戦う城」から「見せる城」へと移行する、城郭史上の一大画期をも俯瞰するという、他に類を見ない一冊となっている。また2020年、京都仙洞御所内での発掘調査によってその遺構の一部が発見された「京都新城」は、文献上ではその存在が認められながら、考古学上は長らく未発見に留まっていた“幻の城”であったが、本書はその発掘調査の最新成果にまで言及。豊臣政権永続の布石として築かれた京都新城の威容を描き出さんとする。