ビジュアルで読み解くオスマン帝国全史
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オスマン帝国を知れば、いまニュースで見る中東・東ヨーロッパのルーツがゼロからわかる!600年にわたる巨大帝国の興隆から滅亡までを、30のトピックと豊富な地図・絵画で俯瞰する、これまでにないビジュアル入門書。世界史ファンだけでなく、手軽に世界の教養を身につけたい人にも最適な一冊です。世界史の知識ゼロでも、多宗教・多民族が共存した大帝国のリアルな姿と、現代につながる世界情勢の背景がスルスル頭に入ってきます。西洋と東洋の狭間に位置し、現代の世界情勢で存在感を強めるトルコ共和国。その前身であり、第一次世界大戦以前の600年間を支配したのがオスマン帝国です。世界大戦をはじめ、それ以前の中東やヨーロッパの国々の成り立ちに大きく影響を与えました。日本でいえば鎌倉時代から大正時代にあたる600年間の歴史を、時系列に沿いながら、支配者の移り変わり、領土の広がり、支配の仕組み、名立たる皇帝や英雄たち、戦争などの重大な出来事に重点を置いて解説。さらに、コーヒー、軍楽、モスクといった独自の文化にも触れています。◎目次【はじめに】オスマン帝国を知ることは現代の世界を知ることである【Introduction】オスマン帝国の歴史年表オスマン帝国の領土の変遷オスマン帝国の歴代皇帝オスマン帝国前史――オスマン帝国誕生の地 アナトリア半島【第1章】中世 多宗教・多民族の大帝国の成立(1)オスマン帝国の成立――アナトリア半島からバルカン半島へ(1299~1389年)(2)オスマン帝国の拡大と挫折――アンカラで大敗し領土拡張が頓挫(1389~1421年)(3)コンスタンティノープル征服――千年の都を陥落させたメフメト二世(1421~1512年)(4)イスラーム世界の盟主――聖地の守護者となったセリム一世(1512~1520年)(5)世界帝国の完成――スレイマン一世が示した欧州への威信(1520~1574年)(6)イスタンブルとトプカプ宮殿――大繁栄した帝都と堅牢なる城塞(1453~1574年)(7)イェニチェリと火薬兵器――奴隷軍人で構成された最強の軍団(1362~1574年)(8)多宗教・多民族共存の確立――異教徒も導き平和の礎となった法(1520~1574年)[オスマン帝国の足跡(1)]代表的な3つの都市と騎馬遊牧民の名物料理【第2章】近世 最大版図の実現と権力の変容(9)軍隊と権力の変容――皇帝から官僚へと分散した権力(1574~1640年)(10)クレタ遠征と第二次ウィーン包囲――ヨーロッパに敗れた大トルコ戦争(1640~1703年)(11)大交易時代と近世オスマン帝国の文化――東西への物流とコーヒー香る都市(1513~1703年)(12)チューリップ時代――ヨーロッパの美を愛でる泰平の世(1703~1754年)(13)ロシアの南下政策への対応――黒海の支配をめぐるロシアとの抗争(1754~1789年)[オスマン帝国の足跡(2)]帝国最盛期を彩ったイスタンブルのモスク群【第3章】近代 近代化改革と忍び寄る帝国の瓦解(14)近代化のこころみ――改革を進めるも廃位されたセリム三世(1789~1808年)(15)近代化のはじまり――マフムート二世がイェニチェリを廃止(1808~1839年)(16)タンズィマート改革のはじまり――法の下の平等が定められ西洋化(1839~1853年)(17)クリミア戦争――英仏と同盟し、ロシアの南下を阻止(1853~1861年)(18)ミドハト憲法――立憲制を導入して内政干渉を防ぐ(1861~1876年)(19)バルカン諸国の成立――露土戦争で南東欧の版図が激変(1876~1885年)(20)パン・イスラーム主義――アブデュルハミト二世の近代化改革(1885~1903年)(21)統一進歩協会と青年トルコ人革命――自由を求め立ち上がる若き将校(1889~1911年)(22)オスマン帝国における民族問題と政軍関係――バルカン半島や中東に広がる離反(1833~1912年)(23)バルカン戦争の禍根――衝撃的敗戦とヨーロッパ領土の喪失(1912~1913年)(24)帝国主義の拡大――ヨーロッパ列強に奪われていく権益(1838~1914年)(25)第一次世界大戦への参戦――ドイツと同盟し、英仏露と対峙(1914~1916年)(26)第一次世界大戦の停戦――占領の波と迫りくる帝国の終焉(1914~1919年)(27)パリ講和会議とセーヴル条約――帝国解体で全土が分割・委任統治へ(1915~1920年)[オスマン帝国の足跡(3)]近代化の面影映す駅舎とオスマン文化が香る紅茶【第4章】現代 独立戦争とトルコ共和国の誕生(28)トルコ独立戦争――帝国の消滅とトルコ共和国の成立(1918~1928年)(29)多宗教・多民族共存の清算――戦争や強制移住による単一民族化(1821~1928年)(30)オスマン帝国と日本――軍艦遭難事件で深まった日土の絆(1887~1924年)【エピローグにかえて】「内に平和、外に平和」したたかな外交戦略【著者プロフィール】永島育(ながしま・いく)千葉県出身。早稲田大学大学院博士後期課程文学研究科東洋史学コース修了、博士(文学)。早稲田大学招聘研究員、千葉大学ほか非常勤講師。専門は近代オスマン帝国史。イスタンブルでトルコ弓術を学んだほか、トルコ初のコミコンの運営に携わった。歴史から現代政治、文化まで幅広い内容の講義や講演を行っている。著書に『オスマン帝国の陸軍と暴力』(山川出版社)、『日本トルコ交流秘史』(共著、NPO法人日本トルコ交流会監修/勉誠社)など。
- 著者
- 出版社 三才ブックス
- ジャンル
- 電子版配信開始日 2026/08/25
- ファイルサイズ 45.55 MB