なかなか結婚しないアンシェリーンを攫ったのは、昔から兄と慕う青年レイフィ。駆け落ち上等、逞しく幸せに暮らすわ! と意気込んだけれど、なんと彼は王子様で!?「これから先、私と生きる覚悟はあるか」真剣な問いに頷けば、激しく抱かれて。「ずっとそばにいてもらう」敏感な胸は執拗な愛撫に尖る。身体の奥が蕩けて潤み、快感に満たされて。ツンなお兄様に溺愛される幸せ婚!
実業家ジョンに雇われたメイドのメアリー。待っていたのは熱い口づけ、巧みな愛撫、恋人同士のような甘い夜、贅沢な生活。私はメイドではなく愛人として雇われた?優しく溺愛され気がつけば彼を好きに……。けれどこれは報われない恋。彼と結婚するのは上流階級の人。身を引き、立ち去ろうとしたとき、熱く抱擁されて囁かれる。「妻になるのは君しかいない」最高のシンデレラロマンス!
「…倭のやつらが、蕃神を探して、伽耶に来たんだ。あいつらには、鬼神の王が蕃神かもしれないって教えたけど…あいつらは命がけで邪霊界をとおり、ここに来た。やはり蕃神はいるのだ。大王の統治をおびやかすものが。新羅に? それとも、伽耶か」※巻末ページのリンク先にはジャンプ出来ませんのでご了承下さい。
西暦五二六年。いにしえより、倭国では、主要な八つの王国が覇権を争っていたが、百済と交流を深める倭王国が、葛城王国を滅ぼして勢いをつけ、自分たちの王をほかの王国をたばねる長として大王と呼ぶようになっていた。西方では、出雲王国が〈天の下造らしし大御神〉を祀って力をつけ、さらに西では、筑紫王国が新羅と同盟を結んで権勢を振るっている。そんななか、東方では、毛野王国がふたつにわかれ、武蔵王国では、邪魅から生
耀夜の手が痛みを放つ乳房をとらえ、反対の手が腰帯をほどいた。日月は、腰帯をつかむ耀夜の手に指を重ねた。「耀夜…こんなこと…」「俺のことを考えているというのなら、言うとおりにしろ。いましはおれのものだ」耀夜の手が日月の体をまさぐり、日月はまぶたを閉じて、闇の気配に身をゆだねた。日月の眼窩から、苦い水がこぼれたが、耀夜は気づかなかった…。※巻末ページのリンク先にはジャンプ出来ませんのでご了承下さい。
出雲のご神体、大御神をめぐる内乱。そして権謀渦巻く倭国、東方の吉備王国、西方の筑紫王国などの周辺国。九鬼の耀夜の命運は!?※巻末ページのリンク先にはジャンプ出来ませんのでご了承下さい。
強き武器を手にしたものが、この世を統べる、と…。さて…。そうなれば、恐ろしい世になるやもな。邪霊界は、武器と同じようなもの。ただ、鉄はものを生み出すこともできるが、邪霊界は壊すのみ。だからこそ、創始、御柱によって封じ込めた。もしいま邪霊界が放たれるようなことがあれば…。※巻末ページのリンク先にはジャンプ出来ませんのでご了承下さい。
神狩りの森には二人の魔女がいて、一人は醜悪な老婆、もう一人は赤い髪をした小娘という。ローマ皇帝テオドシウスに遣わされた金髪の近衛騎兵隊長レギウスは赤毛のアエスティの姫シフを捕らえ、コンスタンティノポリスに連れていこうとする。そこには、シフが追放される因縁となった異母妹でありローマ皇帝の愛妾であるベーダが待っているのだが…※巻末ページのリンク先にはジャンプ出来ませんのでご了承下さい。
先祖代々の職である「呪草師」のアリシティは後継者となる娘を残すため結婚相手を探していた。しかし、16歳のころから始めた「婚活」もまるで効果なし。それなりのルックスを持ちながらも性格に難のあるアリシティは連戦連敗だった。19歳となり、焦りを感じたアリシティは親や村人の勧めるままにお見合いを繰り返すが、どの男も一長一短で進展がない。そんな時、アリシティの前に謎の男・レダが現れて……。下巻
エーラーン帝国の七氏族会議の席上で、ミフル・ナルセはアルメニア王国に不穏な動きがあると告げた。アルメニアのマミコニャン家のものが東方ローマと結んで、エーラーン帝国に叛乱を起こしかねないと…。だが、ヤズダギルドの言では、マミコニャン家の息女がエーラーン帝国のものと姻せき関係を結ぶ予定があるという。ミフル・ナルセの陰謀は母の残した書物を紐解き、膨大な力〈アズ〉をよみがえらせんとする…。※巻末ページのリ
先祖代々の職である「呪草師」のアリシティは後継者となる娘を残すため結婚相手を探していた。しかし、16歳のころから始めた「婚活」もまるで効果なし。それなりのルックスを持ちながらも性格に難のあるアリシティは連戦連敗だった。19歳となり、焦りを感じたアリシティは親や村人の勧めるままにお見合いを繰り返すが、どの男も一長一短で進展がない。そんな時、アリシティの前に謎の男・レダが現れて……。上巻。
テオドシウス帝亡き後、ミラノ大司教は亡き皇帝に〈大帝〉の称号を与え、大聖堂に安置されている聖遺物を東方ローマ帝国の皇帝に譲渡することになった。いまだ内政が不安定なことから、皇后陛下たるエウドクシアがミラノに行幸することになる。付き添うのは、近衛騎兵隊長たるレギウスと皇后の護衛を特別に頼まれた“深紅の魔女”シフだった…。※巻末ページのリンク先にはジャンプ出来ませんのでご了承下さい。
レギウスはカルタゴに到着し、宴会の席上で、アフリカ軍司令官ギルドから反乱軍の甥アデルについて聞く。カルタゴ軍の大隊長ゲオルと一部がアデルの側についているらしい。宴席を抜け出したレギウスはずっと感じていた愛おしいフォルトゥナタの乳香の甘さをこのカルタゴの地で感じるのだった。そしてシフはレギウスと同じ顔をしたレギウスでない男ラウフとともに、馬になったカイスを伴いカルタゴ行きの商船の中にいた。※巻末ペー
商船をゴート人に襲われて、小舟で漂うシフと犬のユリウスだった。レギウスの魂を見つけるためには、ポロエに行かなければならない。もはやサタンつきの娘がコンスタンティノポリスに戻るわけにはいかない。水の音が響き、小舟が揺れる。さざめき立った海の向こうで、誰かが手を振った。樽につかまって若い男女二人がさまよっていた。ヴィーラントとアスパシアだった。※巻末ページのリンク先にはジャンプ出来ませんのでご了承下さ
土の目利きとして村人から慕われている18歳のフィリア。ある日、 律王の三人の息子の一人、ヴァローと運命的な出会いを果たし、王宮に招かれるが、フィリアにはある秘密があった……。恋愛ファンタジーの旗手が贈る壮大な恋愛物語。
キリスト教暦398年。北アフリカから戻って、一月、シフはレギウスの別邸の農場で働くメルキから指輪を渡されプロポーズされていた。気になるのはレギウスのことだが、メルキによればレギウスがミラノに連れていかれそうになったときに、身を挺してかばったアスパシアと結婚するという。アスパシアはミラノに行く途中で啓示を受けたとかで、奇蹟を起こす力を手に入れ、うわさの聖女になっていた。一方、コンスタンティノポリスに
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