親指が行方不明

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あらすじ

【名越康文氏(精神科医)、推薦!】我々の心と意識と身体は、実は別々のタップを踏み続けている。足が絡まり転びそうになりながらも、我々は人生という舞台で踊り続けるのだ。普段見落とされている、この生きづらさの本質を、著者は活き活きと暴き出す。このことが納得できるだけで、どれだけ多くの人生が救われることだろうか。* * *ぎこちない、まとまらない、よそよそしい。この「こころ」と「からだ」をどう生きるか。内側にある「もう一人の自分」との出会い方。* * *いつの頃からか両手の親指が「行方不明」になりがちだ。親指がつながっていない感じがあるため拳を握るのが難しい。感覚的にはみ出たまま、いつも熱を帯びている。動くときは引っかかる感じがする。ズレは親指に限らない。僕はいろいろと不具合を抱えている――この探求が僕と同様に困りごとを抱えている人の生きやすさにつながればいいなと思っている。(本書より)

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