P+D BOOKS 桜島・狂い凧

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シリーズ
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作品情報
戦争を冷徹な目で見つめた梅崎春生の出世作。「ねえ、死ぬのね。どうやって死ぬの。よう。教えてよ。どんな死に方をするの」 米軍上陸が迫るなか、桜島の海軍通信基地に異動になった村上兵曹は、一夜をともにした女性に、そう詰められる。しかし、どういう死に方をすればいいのか、そのときになってみなければわからない。ただ、死が目前に迫っていることをひしひしと感じるだけだった。 生きることへの執着と諦観、どうせなら美しく死にたいという願望と、それはかなわないだろうという無力感……。背反する思いを抱えたまま散歩に出た村上に、グラマンの銃弾が降り注ぐ――。 出世作「桜島」に、戦地で自死同然に亡くなった弟の足跡を、双子の兄たちがたどっていく芸術選奨作「狂い凧」を併録。
- 著者
- 出版社 小学館
- ジャンル
- レーベル P+D BOOKS
- シリーズ P+D BOOKS 桜島・狂い凧
- 電子版配信開始日 2023/08/10
- ファイルサイズ 0.38 MB