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爺の流儀

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作品情報

年をとったら、ヨロヨロと下り坂を楽しめばいい。 落ちめの快感は、成り上りの快感に勝る――。作家・嵐山光三郎が語る“すくすく老いる”ための秘策。【構成】第1章 すくすくと老いていく第2章 老いの流儀第3章 下り坂の極意第4章 人生最後の愉しみ※第2章、第3章は終刊した「週刊朝日」で、26年間続いた人気連載「コンセント抜いたか」の内容より選び、加筆・修正した作品を新たに構成しました。(本文より――)いま、町にあふれるジジイ指南書は、そのほとんどが上昇志向である。なんらかの形で上昇し、難しい坂を登りきろうという発想で下降志向のものがない。下り坂がこんなに楽しいのになぜなのだろうか、と考えた。人間は、年をとると、「まだまだこれからだ」とか「第二の人生」だとか、「若いモンには負けない」という気になりだし、こういった発想そのものが老化現象であるのに、それに気がつかない。年をとったら、ヨロヨロと下り坂を楽しめばいい。 落ちめの快感は、成り上りの快感に勝る。武者小路実篤の語録に、“桃栗三年柿八年 だるまは九年 俺は一生”がある。ここにある発想は持続する不屈の意志である。時流などはどうだってよい、退歩しつつ、自分の思った通り生きるという姿勢である。「楽しみは下り坂にあり!」【著者プロフィール】嵐山光三郎(あらしやま・こうざぶろう)1942年、静岡県生まれ。『素人庖丁記』により講談社エッセイ賞受賞。『芭蕉の誘惑』によりJTB紀行文学大賞受賞。長年の薀蓄の末に到達した芭蕉像を描いた『悪党芭蕉』で、泉鏡花文学賞、読売文学賞をダブル受賞。他に、『文人悪食』『追悼の達人』『「下り坂」繁盛記』『不良定年』『ごはん通』『「世間」心得帖』『年をとったら驚いた!』『枯れてたまるか!』『超訳 芭蕉百句』など著書多数。

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