現場で使える食品微生物検査マニュアル 品質管理担当者必携

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あらすじ

この「現場で使える食品微生物検査マニュアル」は著者中川弘が、古稀を迎えるに際し、これまで取り組んできた食品微生物検査や迅速検査法の概要や研修会、大学、専門学校で講義した内容をまとめたものである。また、社外の品質管理の方々に微生物検査の研修会をもつ機会があり、それが公益社団法人日本べんとう振興協会の食品微生物検査技士制度の立ち上げにも参加するきっかけとなり、この制度で試験委員を担当することで、食品微生物検査の内容を自ら再構築する機会を得、それがこの出版物の契機となった。本書は第1章が食品衛生の基礎知識、第2章微生物検査の基本、第3章食品衛生指標菌の検査、第4章病原菌の検査、第5章遺伝子検査法、第6章迅速検査法、第7章諸外国の検査法、第8章精度管理、第9章廃棄物処理で、食品微生物検査担当者が必要な知識、技術などをわかりやすく解説している。特に第3章、第4章では対象とした細菌の検査背景、検査手順、検査のポイントや分離培地に発育した集落の写真などがコンパクトにまとめられている。さらに6章の迅速検査法では日常検査に役立つ検査機器、キット、第7章では米国のFDA法と中国のGB法の概要、第8章では精度管理と具体的な標準作業書等の具体的な例を示し実践的な内容となっている。本書は日常業務で食品微生物検査に携わる方や品質管理担当の方々勿論、大学や専門学校で食品衛生学を学ぶ方々の参考書として最適である。

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