山津浪

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作品情報

茨城の片田舎で一人の男の他殺死体が発見される。県警は早速捜査を開始するが、一週間二週間、四ヵ月経っても、何ら手掛かり一つ浮上してこない内、遥か遠方の福岡県警に一人の男の捜索願いが出される。一方、茨城県警では迷宮入りしかけた事件現場の案内標識が新聞に掲載され、そこで一人の男の自殺が報じられ、刑事はその自殺に不信を抱き強引に捜査を始める。するとその線上に財界の大物の姿がちらつき始める。茨城の片田舎で発見された人物は福岡からの上京者であった。しかし何故、上京したのか刑事等が、その足跡を追っても何一つ手掛かりが見つからない。すると昭和二十八年の九州北部豪雨で報道された一枚の白黒写真が出現し、福岡と茨城の穴を一気に埋めるのであった。それは一人の男の復讐の結末であった。

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