購入済み
シンガポールから届いた渾身のメッセージ! アジアの中心・シンガポールに居を移したばかりの筆者は、まずは豊富なデータを用いて日本の近未来を予測。その内容は悲観的ともいえるが、同時に「実は日本は相変わらず運が強い」ことも説く。なぜなら、日本のそばには世界最大の成長エンジンであるアジアがあるからだ。筆者は「アジアの時代は確実に来る。というより、もう来ている」という。ただ、この本の特徴はアジアの「チャンス」だけでなく、「課題」も丁寧に語られている点。単なる「アジア礼賛」「日本悲観」の本ではないのだ。日本にもアジアにも「いいところ」と「課題」がある。両者の長所と短所を冷静に把握したうえで、アジアの熱風を感じつつ、時代に合った形でアジアの活力を取り入れる――そのための最高の素材として本書を活用してもらいたい。
全1冊