逆転の大戦争史

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あらすじ

ペリーによって砲艦外交の屈辱を嘗めた日本は西周が、「侵略は善」たる「旧世界秩序」を学ぶ。朝鮮を併合した日本にしかし、満州国は認められなかった。「旧世界秩序」。戦争は合法、政治の一手段。戦争であれば領土の略奪、殺人、凌辱も罪に問われない。しかし、経済封鎖は違法。「新世界秩序」。戦争は非合法。侵略は認められない。経済封鎖と「仲間外れ」によって無法者の国を抑止する。が、どんな失敗国家も侵略されず内戦の時代に。【もくじ】序章 一九二八年という分岐点第一部 旧世界秩序第一章 戦争を合法化したオランダ人弁護士第二章 四五〇の宣戦布告文書を分析する第三章 殺しのパスポートをいかに得たか第四章 経済制裁は違法だった第二部 移行期第五章 戦争はこうして違法化された第六章 日本は旧世界秩序を学んだ第七章 満州事変は新世界秩序の最初の試金石だった第八章 新世界秩序の勝利第九章 ソ連を組み込む第一〇章 ナチスの侵略を理論化した政治学者第一一章 ニュルンベルグ裁判の論理を組み立てる第十二章 戦争犯罪を個人の責任として裁く第三部 新世界秩序第一三章 一九二九年以降、永続的侵略は激減した第一四章 国の数が増えたのには理由がある第一五章 失敗国家の内戦第一六章 「仲間はずれ」という強制力第一七章 イスラム原理主義は違う戦争を戦う終章 国際主義者たちを讃えよ

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