外政家としての大久保利通
![外政家としての大久保利通](https://mw-cds.akamaized.net/MW-Product/398/721/1d2ee85623e47cd19afa847228e82edbf12e490057d4565d11a801fef9cfeb45/RS4A/thumbnail/cover.jpg?ivm=true)
購入済み
シリーズ
全1冊
作品情報
明治7(1874)年、日本の台湾出兵に清国が抗議、北京で二国間交渉がもたれた。大久保はこの北京談判で全責任を負って困難な交渉にあたり、その手腕を発揮して清国の譲歩を勝ち取る。旧友西郷隆盛と対立して朝鮮出兵を封じた大久保が、後に台湾出兵を進めたのはなぜか。北京談判での大久保の冷徹な現状認識、粘り、そして強い責任感と信念。征韓論争から北京談判まで、手紙や日記等豊富な史料をもとに、内政家として語られてきた大久保利通の外交を評価する。「明治の政治家はかつて責任を回避することを知らなかった」。本書には、太平洋戦争下の現実政治に対する、著者の鋭い弾劾が秘められている。
- 著者
- 出版社 筑摩書房
- ジャンル
- レーベル ちくま学芸文庫
- シリーズ 外政家としての大久保利通
- 電子版配信開始日 2024/02/23
- ファイルサイズ 5.37 MB