真・大東亜戦争(10)
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シリーズ
全18冊
作品情報
World War II 1942 驕ル帝国ハ久シカラズ「国定君、君は今、どこと言ったのかね」 官邸連絡担当の大尉が血相を変えて、もう一度告げた。(米軍が択捉島へ上陸だと……いったい、どういうことだ?) 東条英樹首相兼陸相は、我が耳を疑った。 昭和十七年五月四日、米軍機は超低空飛行で守備隊の頭上を突っ切るや、単冠湾南部に面した丘陵地帯に次々と強引に着陸したのである。(アメリカ人というのは、なんと空恐ろしいことを考えつくものだ) これが偽らざる気持ちであった。東条は嘆息した。 どうやら米軍はアリューシャン列島、中でもアッツ島、キスカ島を要塞化し、北から日本に圧力を加える戦略を本気で練っているようである。 脅威は北方にあり。戦局はまったく予期せぬ展開を見せ始めた。 ノンフィクション作家・林信吾と軍事ジャーナリスト・清谷信一が共同執筆した、大長編・架空戦記、その第10巻の登場!
