立法者・性・文明：境界の法哲学
購入済み
シリーズ
全1冊
作品情報
20年間の「旅の記録」この20年間はどんな時代だったのか？ 浮かび上がってくるのは、「公共性」・「性」・「文明」という巨大な問題群だ。著者は第一論集『ショッピングモールの法哲学』で、1970年代以降の政治理論、とりわけ正義論の枠組みを「郊外」という具体的な場で再考してみせた。社会の境界で考えるという基本姿勢は第二論集である本書でも変わらない。著者の大きな転換点となったのは2003年のいわゆる「性同一性障害」特例法の立法運動だ。そこで拓けた地平は、法を根幹から見つめ直すだけでなく、法と政治、法と社会の関係を問い直すものだった。こうした視座は「立憲主義」が時代のキーワードとなった2010年代に計り知れない意味を持った。ジェンダー／セクシュアリティ、移民／難民はじめ、よりいっそう先鋭化していく問題について、政治的、社会的足場を重視しつつ、分析することを可能にしたのだ。著者は、スナック研究を軸に「夜の公共圏」を提唱したことで知られる。もちろん、そこにも「公共性」・「性」・「文明」という問題が貫かれている。社会の最前線を走り抜けてきた法哲学者の「旅の記録」。
- 著者
- 出版社 白水社
- ジャンル
- シリーズ 立法者・性・文明：境界の法哲学
- 電子版配信開始日 2024/01/26
- ファイルサイズ 0.75 MB
作品をシェアする
同じ作者の本
-
立法者・性・文明：境界の法哲学
￥2,673
購入済み
-
社交の復権
￥220
購入済み
-
日本の水商売
￥1,500
購入済み
-
ゾンビ襲来：国際政治理論で、その日に備える
￥1,980
購入済み
-
日本の夜の公共圏：スナック研究序説
￥1,672
購入済み
白水社のおすすめ本
-
わからない
￥2,277
購入済み
-
ニューエクスプレスプラス ロマ（ジプシー）語
￥3,564
購入済み
-
脱植民地化：帝国・暴力・国民国家の世界史
￥2,178
購入済み
-
デリダのハイデガー講義を読む
￥3,960
購入済み
-
板ばさみのロシア人：「プーチン時代」に生きる狡知と悲劇
￥4,554
購入済み
-
カプリ島：地中海観光の文化史
￥2,772
購入済み
-
失われた〈重商主義〉の探求：ジェイムズ・ステュアートの商業・利潤・貨幣
￥3,366
購入済み
-
ＡＩ時代の感性：デジタル消費社会の「人類学」
￥2,376
購入済み
-
立法者・性・文明：境界の法哲学
￥2,673
購入済み
-
リスボン大地震：世界を変えた巨大災害
￥3,762
購入済み
人文・思想のおすすめ本
-
先生、宗教についてゼロから教えてください
￥1,848
購入済み
-
You Are Life 死を怖れない智慧
￥550
購入済み
-
どうぶつ型 隣人をもっと深く知る40の方法
￥770
購入済み
-
発達障害の子どもが安心して過ごせる魔法の保育環境づくり
￥2,178
購入済み
-
不安を自信に変える 保育のかかわり見直しＢＯＯＫ ―言葉かけから環境づくりまで
￥2,200
購入済み
-
ことばの学習のパラドックス
￥1,210
購入済み
-
勝利に導くこれからのメンタリティ Optimistic or Pessimistic ？
￥1,870
購入済み
-
精神の生態学へ（上）
￥1,155
購入済み
-
わが家の宗教を知るシリーズ 【新版】うちのお寺は真言宗
￥1,980
購入済み
-
わが家の宗教を知るシリーズ 【新版】うちのお寺は浄土真宗
￥1,980
購入済み