最期の声 ドキュメント災害関連死

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あらすじ

「どうしたら娘は助かったのか?」 4歳の少女は、熊本地震により倒壊の恐れがある病院から緊急転院した末に亡くなった。本震から5日後のことだった――。東日本大震災、熊本地震、新潟県中越地震など阪神・淡路大震災以降の国内の災害で「災害関連死」とされた人の数、5000人以上。死者たちの残した声なき声をきく。10年にわたる取材で災害支援の道を照らすノンフィクション災害の多い日本に暮らす私たちは、誰もが被災者になり、命を落とす可能性がある。避難中のエコノミークラス症候群、転院移動後の死、鬱を患い自死、復旧に奔走した末の急性くも膜下出血……どんな支援があれば命を救うことができるのか?遺族、弁護士、医師、行政関係者、研究者ほか、災害関連死を亡くなった人たちの「最期の声」ととらえ、次に来る災害の教訓にしようとしている人たちがいる。

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