源氏物語の舞台装置 -平安朝文学と後宮-

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作品情報

弘(こ)徽(き)殿(でん)・藤壺・梅壺など『源氏物語』で光源氏をとりまく后妃たちが暮らした場所には、それぞれ深い意味があった。平安京内裏に存在した天皇の家族の住まい「後(こう)宮(きゅう)殿(でん)舎(しゃ)」に光を当て、さまざまな平安朝物語の記述と比較しながら、その意味を探る。素材となった史実や物語に込めた作者の意図を知れば、後宮世界への理解が深まり、物語がより楽しめる。

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