手数料と物流の経済全史
購入済み
シリーズ
全1冊
作品情報
何もしなくても「手数料」を得られるシステムを構築した国家が覇権を握る。出アフリカから現代までの「プラットフォーム」経済全史。覇権国家とは、何もしなくても収入が得られる国である。多くの国は、覇権国家が形成したシステムを使用しなければならない。それは、いわば「ショバ代」であり、国際的な経済活動に参入するために国家はショバ代を払わなければならない。それが有史以来続いてきたシステムである。そのシステムは、資本主義の形成によって明確な形をとるようになった。近世のオランダによって明確になり、近代のイギリスによって完成した。アメリカの覇権はイギリスのそれの変形版である。一方、中国は一帯一路により、これまでとは違った覇権を形成しようとしているように思われる。だが、それは世界の「物流」の中心となることを目指した政策である。「自動的」に利益が得られる仕組みを作り出せてはおらず、覇権国家としての中国は成立し得ないのではないだろうか。ただ、ロシア・ウクライナ戦争以後、ロシアとの「ユーラシア覇権国家連合」形成により、その結論は変わりうる可能性がある。手数料と資本主義という枠組みから世界史を捉えなおし、覇権国家の成立条件について論じる。
- 著者
- 出版社 東洋経済新報社
- ジャンル
- シリーズ 手数料と物流の経済全史
- 電子版配信開始日 2022/09/30
- ファイルサイズ 8.83 MB
作品をシェアする
同じ作者の本
-
物流で世界史を読み解く
￥789
購入済み
-
味の世界史
￥1,045
購入済み
-
ユーラシア大陸興亡史
￥2,772
購入済み
-
商人の世界史 小さなビジネス革命が世界を変えた
￥979
購入済み
-
戦争と財政の世界史―成長の世界システムが終わるとき
￥2,200
購入済み
-
最後の暗黒大陸・物流 「2024年問題」に光を灯せ【特別版】
￥550
購入済み
-
見開き2ページでわかる！ 「世界史×日本史」エピソード100
￥1,034
購入済み
-
移動・交易・疫病 命と経済の人類全史
￥1,142
購入済み
-
手数料と物流の経済全史
￥2,200
購入済み
-
迫害された移民の経済史 ヨーロッパ覇権、影の主役
￥2,805
購入済み
東洋経済新報社のおすすめ本
-
週刊東洋経済 2025年4月26日・5月3日合併号
￥880
購入済み
-
米国会社四季報2017年版秋冬号
￥3,300
購入済み
-
フュージョンストラテジー―リアルタイムデータとＡＩが切り拓く産業の未来
￥3,080
購入済み
-
図解 ビジネス版 悪魔の辞典―ビジネス用語の黒い真実
￥1,540
購入済み
-
となりのきょうだい 理科でミラクル 最強☆きょうりゅう編
￥1,320
購入済み
-
決済インフラ大全〔２０３０年版〕―新型スマホ決済から新決済リスク、金融業態改革、次世代決済まで
￥2,640
購入済み
-
海外進出企業総覧(国別編) 2025年版
￥23,760
購入済み
-
弁護士・裁判官・検察官―週刊東洋経済ｅビジネス新書Ｎo.476
￥440
購入済み
-
挑み続けるヒント―成功を後押しする２５の言葉と思考法
￥1,760
購入済み
-
熱狂的ビジネスモデル―アートが見せる価値創造の未来
￥2,860
購入済み
ビジネス・経済のおすすめ本
-
税金をできるだけゼロに近づける本
￥1,210
購入済み
-
結果を出すコンサルだけが知っている 「伝わらない」がなくなる話し方の順番
￥1,650
購入済み
-
週刊ポストGOLD 新 得する年金
￥891
購入済み
-
米国会社四季報2017年版秋冬号
￥3,300
購入済み
-
ここで働きたいと言われる会社になる 中小企業のための人が辞めずに育つ人事制度
￥1,672
購入済み
-
西武池袋線でよかったね
￥990
購入済み
-
Mapify 最強のAI理解術
￥2,530
購入済み
-
金利で得する「金利計算ブック」
￥2,158
購入済み
-
目標を持つと、不思議なことにコミュニケーション能力が爆発的に向上する。
￥328
購入済み
-
管理職になる前に知っておきたかった５０のこと
￥1,980
購入済み