千粒怪談 雑穢

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あらすじ

「路上に座り込んでいる少女がいた。全身が真っ黒で、肌は爛れている。女性が前を通る度に顔を上げて、「お母さん?」と訊ねている。「見ちゃ駄目だからね」との友人の忠告にも拘らず、横を通るときに横目で少女の方を見た。そこには誰もおらず、小さな靴だけが落ちていた」10秒で読める怪奇譚が1000話。1日1怪、2年8ヶ月分の恐怖詰め!3行に凝縮された恐怖。体験者から語られた本当にあった怖い話を1,000話記録した膨大なる実話怪談集。失踪した友人が最後に残した奇怪な言葉。死者の魂が飛び交う不思議な壷。霧の遊歩道を引きずられていく縄で縛られた女。硯箱の二重底に隠されていた謎の写真。ベランダに落ちていた青い卵の恐ろしい中身。海岸で拾った呪いの石。死んだネット友達の母と名乗る女からかかってくる怪電話。母が亡くなる直前、自宅の廊下に現れた異形。飼い猫がテレビの裏で一心不乱に齧るモノ…。1日1話読むとして、2年8か月分のゾクッがこの1冊に封印されている。お休み前に一服の闇をどうぞ――。

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