工学倫理(改訂版)―応用倫理学の接点―

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あらすじ

【内容紹介】 本書では最近になって起こった事故をできるだけとり上げるようにした。また,事例分析においては,日本国内の事故を主としてとり上げて分析している。従来のテキストでは,アメリカの工学倫理のテキストに収められている事例(チャレンジャー号事件など)が利用されがちだったが,アメリカと日本では法や社会制度は異なるし,企業の慣習やメンタルな要因も異なってくる。日本独自の工学倫理ということも視野に入れて,多くの国内の事故を事例としてとり上げくわしく分析した。 さらに,本書の構成についても全体の流れがつかめるように配慮したつもりである。すなわちまず,歴史的にみて工学がいかに発展してきたかを眺め(1章),そのなかで現れてきた安全性や設計などの興味深い問題を,国内の事件や事故をふまえながら解説する(2章),さらに,工学倫理と他の応用倫理との関連を探りながら内容を深め(3章),最後に工学と倫理を社会的観点から捉えなおしてみる(4章)という流れである。(「あとがき」より抜粋)【著者紹介】編著高橋 隆雄(たかはし たかお)尾原 祐三(おばら ゆうぞう)広川 明(ひろかわ あきら)著者田中 朋宏(たなか ともひろ)里中 忍(さとなか しのぶ)山野 克明(やまの かつあき)坂本 和啓(さかもと かずひろ)【目次】第1章 工学倫理への道1.1 科学と工学1.1.1 理論と実践1.1.2 工学教育の歴史1.1.3 科学と技術の歴史1.2 工学と現代社会1.2.1 3つの視点―マクロ・ミクロ・メタ―1.2.2 科学技術(工学)の成立と工学倫理の必要性―マクロレベルからみて―1.2.3 組織における個人―ミクロレベルからみて―1.3 技術者教育と専門職の倫理1.3.1 日本の技術者教育―JABEEの認定制度とその役割―1.3.2 倫理綱領第2章 工学倫理の基本問題2.1 安全性・設計&事例2.1.1 事例1―JR福知山線脱線事故2.1.2 事例2―イプシロンロケット打ち上げ中止2.1.3 事故例と工学2.2 技術者の責任・内部告発&事例2.2.1 事例1―A自動車欠陥・リコール隠し事件(欠陥とリコール2.2.2 事例2―東京電力トラブル隠し事件(内部告発・検査データの改竄・偽装)2.2.3 事例3―六本木ヒルズ自動回転ドア事故(安全性とリスク情報)2.3 製造物責任法・厳格責任と事例2.3.1 事例1:カラーテレビ発火(大阪地裁1994年3月29日判決)2.3.2 事例2:携帯電話の発熱による低温熱傷(仙台高裁2010年4月22日判決)2.3.3 事例3:幼児用自転車乗車中の身体損傷(広島地裁2004年7月6日判決)2.4 知的財産権&事例2.4.1 事例第3章 工学倫理の基礎3.1 ビジネス倫理学3.1.1 工学倫理とビジネス倫理3.1.2 専門職倫理3.1.3 守秘義務と情報公開3.1.4 内部告発3.2 生命倫理・情報倫理3.2.1 遺伝子工学3.2.2 知的財産権3.2.3 遺伝子特許3.3 環境倫理と工学3.3.1 環境倫理問題化の背景3.3.2 環境倫理論議の展開3.3.3 環境科学と工学への期待3.3.4 環境に関わる技術第4章 工学とはいかなる学問か4.1 工学と価値・欲求4.1.1 工学とは4.1.2 人工物と設計4.1.3 人工物と価値観・欲求との関係4.2 設計について4.2.1 設計の工程4.2.2 設計の倫理―アブダクション4.2.3 科学と広義の設計―論理構造の類似4.3 工学と倫理4.3.1 工学倫理と応用倫理4.3.2 原理適用型と原理発見型の応用倫理4.3.3 2種類の設計概念4.3.4 工学と倫理学との連携

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