幻獣の國物語 【第7巻】

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あらすじ

「幻獣の國」のフィローン国姫の夏芽は、地球で生まれ育ち、高校に通う。憧れの地「幻獣の國」を訪れ、旅を続けているときに突然戦争に巻き込まれ、12年に一度しか開かない地球への扉が閉ざされてしまった。自力で地球へ帰ると決意した夏芽は、夢に現れた「第3の皇子」の導きに従い、「契約猫」ラーオ、フィローン国竜騎士隊のタイトとネブローサとともに秋津国に到着した。双子の秋津国皇子は夏芽をさらい殺そうとするが、ラーオの霊力によって倒された。しかし、その倒れた体から霊体として存在し、双子皇子の肉体に宿っていた「第3の皇子」が出現する。秘密の抜け穴に逃げ込んだ夏芽は、そこで、聖獣の子を助け、「導き手」となる契約を結ぶ。この子は最後の守護聖獣「高麗」である。夏芽は高麗の母から、契約することができたのは、彼女が特別な能力を持ち、国王となることを宿命づけられた存在であることを教えられる。一方、忠実で誠実な武将、犬甘筐は双子皇子を死から救うため秘術を使う。この秘術は、双子皇子と筐が、今までの人生を再体験することが必要となる。この再体験で、双子皇子たちの悲しい過去が綴られる。幼少期の皇子たちの無邪気で明るい性格は、母の女皇と会うたびに暗く閉ざされていく。女皇が必要とするのは「第3の皇子」だけであり、双子皇子は、彼のために生かされているだけにすぎないのだ。高麗と交感して特別な能力を得た夏芽は、幼い頃の双子の霊に出会う。双子と楽しく遊んでいたが、「第3の皇子」の名前を口にした途端、王子たちは狂暴となり、夏芽に襲いかかってきたのだった!悲痛な過去の宿命がさらなる悲劇を呼び起こすのか!?悲しいまでに切ない、愛と憎しみの珠玉のドラマが、華麗な幻想世界で紡がれていく…圧倒的なスぺクタルSFファンタジー傑作第7巻!

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全16冊

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