森林・林業のコロンブスの卵―造林学研究室のティータイム―
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※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。【内容紹介】 本書のテーマは「身近な森林のポテンシャルと可能性」。林業は現代の日本においては、儲からない、採算があわないと言われる。けれども、日本の森林、林業はもっと豊かになる可能性を秘めていると著者は述べる。実際に森林、山林に出かけ、様々な視点からのアプローチに取り組んでいると、「こうやってみてはどうだろう?」という、コロンブスの卵的な発見に出会うことが時にある。森林は生産の場であると同時に休養の場にもなりうるのだ。挿し木、樹木の香り、フィールド研究、各地での市民の森林活動など、著者の活動から得られた知見をまとめている。【著者紹介】上原 巖(うえはら いわお)東京農業大学 地域環境科学部 森林総合科学科 教授【目次】はじめに第1章 挿し木の新たな可能性-コロンブスの卵のような研究-1.1 挿し木について1.2 造林学研究室における挿し木研究1.3 こんなことはどうだろうか?-様々な挿し木手法のこころみ1.4 まとめと今後の展望第2章 樹木の香り2.1 森林浴、フィトンチッドという言葉の誕生2.2 “空気をきれいにする木”2.3 樹木の香りの幅広い可能性第3章 各地の森林でのフィールド研究3.1 間伐と林床の木本植物3.2 森林・樹木と数学3.3 森林、樹木の病害虫3.4 台風による風倒木の調査 3.5 福島における放射線量の調査研究3.6 カラマツとオオバアサガラ:樹木のコンパニオン・プランツ?第4章 大学における森林教育4.1 東京農業大学における林学、森林総合科学の教育4.2 農大における演習林実習の内容4.3 演習林実習に関するアンケート調査の結果4.4 造林学研究室におけるゼミ実習4.5 ミシガン州立大学・林学科での講義・実習 第5章 希望の萌芽:各地での市民の森林活動5.1 「放置林」の活用5.2 福岡県八女市でのワークショップ5.3 長野県筑北村でのワークショップ5.4 長野県伊那市での森林活動5.5 都内での市民講座5.6 世田谷区での区民講座第6章 むすびにあとがき 謝辞
- 著者
- 出版社 理工図書
- ジャンル
- シリーズ 森林・林業のコロンブスの卵―造林学研究室のティータイム―
- 電子版配信開始日 2023/06/06
- ファイルサイズ 50.04 MB