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女子高生時代、女優、そして作家へと成長していく中で、著者自身の身の回りに起こった恋愛の事情を綴ったエッセイ集。高校時代のひとめぼれ経験を語り、恋愛の賞味期限は短いものだから、とにかく「恋せよ」という。繊細な男たちを、物足らないと嘆き、そして大人の恋はフィフティフィフティであるべきと結んでいる。女優であり、小説家であり、恋愛エッセイの名手の手にかかれば、恋愛は「年齢や環境に構わず、飛び込んでくる病」で「五十代でも、恋の病にかかると思うと、急に気持ちがはしゃぎ」だすものという。恋愛指南書としても読み応え十分。卓越した文章は、読んでいて心地良く、楽しい。
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