悲しみの力 「悲しみ」と「切なる思い」が私たちを健全な人間にする

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あらすじ

全米ミリオンセラー『内向型人間の時代』著者が「幸福感」の対極にある「悲しみ」と向き合う力について語る。アダム・グラント、ダニエル・ピンク、グレッグ・マキューン絶賛。ネガティブな感情をないがしろにして、太陽のように明るく模範的な自分を演じたとしても、あなたは「健康」にも「幸せ」にもなれないーー。著者は、大学生時代、寮の一室で、友人から「葬式の曲」と言われるような悲しげな音楽をよく聞いていた。そうした曲を聴くと、「悲しい」のだが同時に「愛」を感じ、心が開かれていく。そして自我が消え去るような超越のひとときが訪れる。どうして切ない曲を聴くと、妙に気持ちが高まるのか? その疑問をきっかけに著者は25年考え続け、それが本書に結実した。本書は、「明と暗」「誕生と死」つまりビターとスイートは、永久に対になっているという前提にもとづいている。「常にポジティブであれ」といった社会的圧力から「悲しみ」や「切なる思い」「喪失感」といった感情に蓋をするのではなく、インスピレーションとして受け入れることが、創造力を高め、より深く豊かな人生を達成することにつながるのだという。つまり、「苦痛」を「創造力」や「超越する力」「愛」に転換するという考え方が、本書の核になっている。「悲しみ」「切なる思い」を受け入れることに、どんなメリットがあるのだろうか。著者は「悲しみ」の共有から「思いやり」「人とのつながり」が生まれると指摘している。「悲しみ」というのは、他人を思いやり、他人に利益をもたらす感情であり、愛情を生み出し、人と人をつなげる手段にもなる。すべての感情の中で、最高の「接着剤」になるのだ。「悲しみ」は創造力を駆り立てる主な感情でもある。「創造力」のある人は苦痛を直視し、それをもっといいものに変えることができる。悲しい気分は注意力を研ぎ澄まし、集中力を高め、記憶力を向上させる。また、思考や判断の偏りを修正することもできるようになる。また「切なる思い」とは、クリエイティブでスピリチュアルな状態への入り口だ。私たちの感情を解き放ち、気分を高め「魂の交わり」とか「畏敬の念」といった気高い状態を生み出してくれる。「切に思う」ことは、心のふるさとに行く手段となり、そのこと自体が、心理的な癒しにもなる。さらに、つらい感情を受け入れる能力は長期的な成功にもつながる。習慣的にネガティブな感情を受け入れている人の方が、大きなストレスを経験したばかりであっても、プレッシャーを感じない。また、幸福感も強いことがわかっているという。本書では、古今の「ビタースイート」な人々の様々な財産が紹介される。そうした財産をうまく生かすことで、あなたのやり方(創造のしかた、子育てのしかた、リーダーの務め方、愛し方、死に方)を改善することができる。本書を、あなたが自分自身を知り、他の人たちと理解しあうための一助にしていただきたい。【こんな方へ】・ネガティブな感情は押し殺さなければ、と考えている・元来内向的な性格だと自負しているが、無理に明るく振る舞うことがある・つらい経験をどう乗り越えればいいのかわからない・人のポジティブな面ばかりを求める現代社会に疑問を感じる【目次】第1部 「悲しみ」と「切なる思い」第1章 「悲しみ」は何の役に立つのか?第2章 私たちはなぜ「完全で無償の愛」を切望するのか?(そのことと、私たちが「悲しい歌」や「雨の日」、「神聖なもの」が大好きなこととは、どんな関係があるのか?)第3章 「創造力」は「悲しみ」や「切なる思い」「超越する力」と関係があるのか?第4章 愛を失ったときには、どうしたらいいのか?第2部 「勝者」と「敗者」第5章 多大な「悲嘆」の上に成り立った国家が、どうやって「笑顔」が当たり前の文化を築いたのか?第6章 職場などで「ポジティブ」を強要されるのを乗り越えるには、どうしたらいいのか?第3部 「人の死」と「命のはかなさ」、「死別の悲しみ」第7章 私たちは永遠に生きることを目指すべきか?第8章 私たちは「死別の悲しみ」や「命のはかなさ」を吹っ切ろうとすべきなのか?第9章 私たちは親や祖先の「苦痛」を受け継いでいるのだろうか? もしそうなら、何世代も前の苦痛を転換できるだろうか?

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