ためらいつつ歩む

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あらすじ

自らの喪失体験=心の変遷史を通して語りかける〝支え〟の書!本書は「伴侶を失った方々の支えに少しでもなればと思い書き綴って」いたものが、いつの間にか「自分の心の奥底に潜む様々な影」を検証する行為ともなり、さらには「自分の心を静める」鎮魂の試みにもなっていった、という心の変遷が描かれ、著者自ら認める、喪失体験の闇の中からの“ 安らぎ” を求め続けた軌跡が綴られることとなった。それゆえ、何らかの理由でパートナーや愛する人を亡くし、深い悲しみと悔恨の念に襲われて深淵を彷徨う人たちにとっては大きな福音となる書といえるものである。【目次】発刊に寄せて……日本グリーフ・ケア・センター代表 長田光展1.生きるということ2.語ること 語らぬこと3.哀しみと向きあう4.「立ち直ること」「遊ぶこと」5.不安なあなたへ――あるつぶやき6.先生からの手紙7.喪失から生まれるもの8.曖昧に耐えて生きる9.コップの水10.ときには無茶苦茶な嘆きを11.ときには振り返ることも――母のこと12 こぼれおちる「とき」13.あのとき14.宙ぶらりんの心15.誰か想いを継いでくれたら16.「頼む」ということ 「頼る」ということ17.二度の別れ――喪の作業18.遺されること 悼むこと19.振り返り、孤独、自己との対話20.自由と鎮魂21.運命? それとも……22.ある老婦人のこと23.記憶から追憶へ――「愛」24.こんな映画を観ました25.わりきれぬ想い――自ら命を絶った伴侶26.心に残る言葉――「過去」からの声あとがき

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