ものぐさ精神分析 増補新版
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作品情報
人間の本能は現実との接触を失っており、適応の機能を果たさない。本能の代わりに自我がその機能を果たさなければならない。――日本は黒船来航ショックを病因的精神的外傷とする精神分裂病質であると診断した「日本近代を精神分析する」以下、歴史、性から自己まで、五つのテーマに迫る唯幻論の代表作。〈解説〉伊丹十三 〈対談〉橋本治(目次より)歴史について日本近代を精神分析する/吉田松陰と日本近代/国家論/日常性とスキャンダル性について性の倒錯とタブー/エロスの発達/性欲論/性的唯幻論/恋愛論/何のために親は子を育てるか人間について擬人論の復権/時間と空間の起源/言語の起源/現実と超現実/精神分裂病心理学について一人称の心理学/心理学者の解説はなぜつまらないか/心理学無用論自己についてナルチシズム論/自己嫌悪の効用/セルフ・イメージの構造/自我構造の危機/詩人のなりそこね/我発見被殴打的根本原因/忙しい人とひまな人/一期一会/わたしの原点あとがき解説 伊丹十三対談「幻想と妄想」 橋本治×岸田秀
- 著者
- 出版社 中央公論新社
- ジャンル
- レーベル 中公文庫
- シリーズ ものぐさ精神分析 増補新版
- 電子版配信開始日 2024/02/22
- ファイルサイズ 1.70 MB