曇る眼鏡を拭きながら

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あらすじ

ひとりでも拭けるけど、ふたりで拭けば、もっと、ずっと、視界がひろがる。ノーベル文学賞受賞作家、J・M・クッツェーの訳者として名高いのぞみさん。パク・ミンギュ『カステラ』以降、韓国文学ブームの立役者である真理子さん。「ことば」に身をひたしてきた翻訳家どうしが交わす、知性と想像力にみちた往復書簡集。生まれ育った地に降りつもる雪、息もたえだえの子育て期、藤本和子との出会い、出版界の女性たちの連帯、コロナ禍とウクライナ侵攻の混迷……丹念に紡がれた、記憶と記録のパッチワーク!

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