星になっても

購入済み
シリーズ
全1冊
作品情報
最期に交わした会話、柩に供えたアップルパイ、死後に読んだ父の手記……そうやって、父の死について書いていくうちに起きた心境の変化は、私の、あるいは、私の哲学の核心に触れるものだった。哲学者の著者が、父の死をきっかけに書き綴った、喪失と回復の道のりを優しくたどるエッセイ。「どうしてじいじは死んじゃったの?」息子の問いに、私はうまく答えることができなかった。大切な人を亡くしたとき、私たちはどうやってそれを受け止めたらいいんだろう?【装丁・装画】鈴木千佳子