幸福はなぜ哲学の問題になるのか
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作品情報
幸福とは何か。いかにして幸福になるか。そして、なぜ幸福になるべきか。幸福とは何かを、ただ一つの答えがないことを含めて、読者とともに考えていく本。お仕着せの幸福論に、満足できなかった方に。[出版社より]■本書は以下のように語り起こされます。「「幸福とは何か」という問いへの答えは、それがどんな答えであろうと反発を受けることが避けられません。断定的な答えはもちろん、幸福とは人それぞれのものだといった答えでさえ、批判を避けられないのです。 その理由は、「幸福」という言葉が多義的でありながら、他方でその多義性を自ら打ち消し、私たちを均質化しようとする奇妙な力をもっているからです。」■幸福という言葉を使わなくても、「いかに生きるか」「今後どのように生きていけばよいか」、と思い悩むのは、青春期に限らず、誰にとっても親しい経験です。■巷にあふれる「幸福論」は、どこか得々として、幸福やその処方箋を語ります。その自信に満ちた語り口にもう一つ説得されない、信じがたい、という人はありませんか。■宗教も心理学も脳科学も、あの手この手で「幸福」を語ります。しかし、説得されない、それでもなお幸福について考えてみたい、そういう人は多数いらっしゃるでしょう。■本書は、真に哲学的な、期待を裏切らない、熟読に耐える幸福論です。
- 著者
- 出版社 太田出版
- ジャンル
- シリーズ 幸福はなぜ哲学の問題になるのか
- 電子版配信開始日 2017/07/04
- ファイルサイズ 0.47 MB
