日本の法に「自由」はあるか? フランス弁護士による現場からの問い
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〈"息苦しさ"を突破するために、当事者目線で考えぬいた!〉私たちにかけられた“呪い”の正体が、フランスの社会と歴史を鏡にしたら見えてくる。コロナ禍における行政の欺瞞を鋭く衝いた著者による、当事者目線の比較法。日本国憲法は人権を高らかに謳い、「自由」はたしかに守られていると私たちは信じている。だが同時に、そこには必ず「責任」や「義務」が伴うべきで、「世間に迷惑をかけない」限りのものだと考えられてはいないか。日本とフランスそれぞれの現場で、困難に直面する人々に寄り添い活動する弁護士の視点から、フランスで自由が追求されてきた歴史をたどり、「日本的自由」の陰に隠された落とし穴の存在を明らかにする。[本書「はじめに」より]フランス語の「リベルテ liberte」の訳語が「自由」であって、どちらの言葉を使っても、同じことを話しているように思ってしまいがちなところです。しかしこの二つが実は違う意味を持っているものだったらどうでしょう。言ってみれば、「自由」とリベルテは似て非なるもので、それぞれが意味するところの「シニフィエ」が違う表象(=シニフィアン)ではないかということです。[本書の内容]はじめに第一章 日本とフランス、熱狂する自由と不安な自由I 自由の肌感覚II フランス的自由ができるまでIII 日本の不安な自由第二章 緊急事態と自由──自由の女神のヴェールI 「自粛」と自由 II フランスの感染症対策と「侵せない自由」 III 再び日本──グローバルダイニング裁判を通じて見えてくる問題第三章「女は女になる」の意味──「自由」と過去との決別I ボビニー裁判──実存主義と女性の自由II 夫婦別姓訴訟──主体性の回復を求めて第四章 自由と平等、そして連帯I 二つの排除──外国人の生活保障と民間人戦争被害者、「いきるけんり」と「人間の回復」II 連帯と自由と平等──包摂の論理III 財政事情と我慢──日本の場合おわりに──自由の法体系と我慢の法体系
- 著者
- 出版社 講談社
- ジャンル
- レーベル 講談社選書メチエ
- シリーズ 日本の法に「自由」はあるか? フランス弁護士による現場からの問い
- 電子版配信開始日 2026/10/14
- ファイルサイズ - MB