ルーティーンズ
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シリーズ
全1冊
作品情報
「長嶋さんの書く日常って素晴らしくしみじみ良いなあと思う」犬山紙子(解説より)「コロナ以後、宙ぶらりんになったままの願いや欲望を、本書が慰めてくれた気がした」綿矢りさ「不要不急の言葉で、僕の生活も止まった。この本を読んで、あの時期のごたついてた気持ちをひとつ整理してもらえた」藤井 隆「伝えたい気持ちと、見つけたなにかを言葉にしていくことが、一日一日を支えてくれる」柴崎友香夫の「俺」、妻の「私」、2歳の娘。あの年。あの日々。思いが交錯し形をなす傑作小説。緊急事態宣言で2歳の娘の通う保育園が休園になった。マスクが店先から消え、プールもドラム教室も休みになり、ありとあらゆるものが静止したコロナ下でも、子どもの成長は止まらない。作家の夫「俺」と、漫画家の妻「私」は、手分けして育児をしながら非常時の日常(ルーティーンズ)を歩きはじめる。かけがえのない家族小説。