かなざわ東西主北

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あらすじ

室生犀子(さいこ)は金沢の西茶屋の水琴楼の娘で女優である。自分が見つけた新人女優の吉宮令佳と共に新作の『細川ガラシャ』の稽古に励んでいる。令佳(れいか)は悩みごとがあるために演技に迷いがある。稽古を見ていた戯曲の原作者のフォークロア学教授の泉鏡(いずみかがみ)は、演技術を伝授することで令佳の悩みを救おうとする。令佳の悩みの原因は引きこもりの弟のが新興宗教に入信したことであった。実は圭は新興宗教「心の友」から相次いで亡くなった両親の遺産「風茶楼(ふうちゃろう)」の寄付を迫られているのであった。東京の検事職を辞めて最近金沢で弁護士を始めた徳田秋子は犀子と鏡の共通の友人である。鏡の親戚である多美が女将を務める主計町(かずえまち)の鍋の「太郎」で久しぶりに三人が再会した会食会で秋子が令佳の相談に乗ることが決まる。金沢を拠点に北陸方面に信者拡大を図る宗教法人「心の友」が、偶然にも水琴楼で慰労会を開くことになった。それを母の女将から聞いた犀子は、一計を案じて、秋子と令佳を芸妓に仕立てて客を迎えた。宴会客との話の中で西茶屋出身の夭折の天才小説家島田清次郎が水琴楼の女将の母と泉鏡の祖母菊乃(きくの)の幼友達だったことがわかる。回想の中、自称天才の島清は同世代の芸者菊乃と水琴楼の先代の女将から散々にたしなめられる。宴会は女将の三味線で犀子、秋子、令佳の唄と踊りで華やかに盛り上がった。料理は楓茶楼の元板長の高橋が圭と鏡を従えて作った極上の加賀料理だった。もともと料理を作ることが…

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