「母と息子」の日本論

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あらすじ

母は甘やかなのか、重たいのか?成績がよいことですべてが免罪される男たち。それを支える母と息子。その濃密な関係が日本社会の骨組みを作っている。——男性にとって女性は恐るべき母でしかないとしたら、社会の中での女性への差別もミソジニーも当然かもしれない。西原理恵子『毎日かあさん』、のぶみ『ママがおばけになっちゃった!』、古典ともいえる江藤淳『成熟と喪失』、村上春樹の小説群や、ひきこもり、教育ママ、相模原障害者殺人事件など、社会で起こる様々な事例を引きながら、母と息子の関係性をものさしとして、日本社会のいまを考える。【目次】まえがき第1章 母親業はやめられない——過酷で甘美な母というお仕事第2章 母は捧げる——自己犠牲という弱者の戦略第3章 母の愛は有償である——イエの継承者をつくる第4章 イギリスに「いい息子」はいない?——ジェントルマンの予備軍たち第5章 母は稼いで世話もする——「ダメ息子」と「しっかり娘」のお約束第6章 恐れられる母は女性蔑視を生む——マザコンを隠蔽するセクハラ第7章 繭のなかから世界を眺める——幽閉される息子たち第8章 豊かな世界と「ママっ子男子」の登場——友だち化する母と息子第9章 「教育ママ」の現在と未来——マニュアルをつくる母親たち第10章 母は見捨てる——切断する母の論理第11章 母の喪失と崩壊——「父」なき社会の底知れぬ不安終章  母と息子が離れるとき、日本は動き始めるあとがき

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