ダンテ その生涯

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あらすじ

詩人、騎士、政治家、外交使節、流浪の食客……。──ダンテとは、いったい何者だったのか?イタリアを代表する歴史家が、中世という激動の時代を生きたダンテの人生を徹底的に分析した一級評伝。---------イタリア最大の詩人ダンテ。地獄篇、煉獄篇、天国篇の三部構成から成る叙事詩『神曲』は世界の文学史に燦然と輝く不滅の傑作だ。本書はイタリアを代表する歴史家が、フィレンツェに保存された文献を丹念に読み解き、これまで言及されてこなかったダンテの人生をつまびらかにしていく。---------──もし、あの日の朝、ダンテが騎士として出兵していたなら、彼の運命は変わっていただろうし、私たちもおそらく『神曲』という作品を持つことはなかっただろう。 * * *中世という激動の時代の社会や文化を背景に、権力、金、戦争、復讐、家族、友情、そして愛の観点から初めて分析し、〈人間・ダンテ〉を浮かび上がらせた本格評伝。---------【目次】1……聖バルナバの日2……ダンテと高貴さ3……カッチャグイーダとその他の人々4……ダンテ一族5……子供時代と隣人たち6……愛と友人7……教育8……結婚をめぐる謎9……ダンテと事業10……政治──豪族と平民11……政治──白派と黒派12……追放13……亡命者の家族14……資産の行方15……悪い仲間16……ヴェローナの謎17……改悛18……「他人の家の階段」19……ハインリッヒ七世20……他人のパン21……ラヴェンナ訳者あとがき索引

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