関係論的権力観から,空間論的権力観へ-この転換は,権力をめぐるパラダイムにどのような意味をもつのか.果たして「最終的な解決」をもたらす権力空間は,存在するのか.我々の権力観が孕む陥穽を明らかにし,多様な権力空間に立ち現れる権力現象の考察から,普遍性を断念した後の,自由と抵抗,解放の可能性を探る.※本書は「シリーズ 思考のフロンティア」として刊行された同名書目を,新装版として再刊したものです.本文は
文化を,すでにそこに在り,固有の内容を含むものとして眼差す我々の視線の背後には,いかなる政治学が内包されているのか.単なる文化の実証主義的な研究を超えて,それを「問題化」することは,何を意味するのか.「対象」としての文化から,「問題」としての文化へ.近代におけるこの概念の存立そのものを問い返す.※本書は「シリーズ 思考のフロンティア」として刊行された同名書目を,新装版として再刊したものです.本文は
ジェンダー/セクシュアリティとは,私たちの生の,いかなる局面への名付けなのだろうか.それはどのような装置のもとで稼働し,なにを私たちの生にもたらしただろうか.こうした問題をミシェル・フーコーの『性の歴史』を糸口にして,「生の政治化」という視角から捉え直し,それが可能にする新しい自己の在り方を考える.※本書は「シリーズ 思考のフロンティア」として刊行された同名書目を,新装版として再刊したものです.本
啓蒙とは,人間が未成年状態から脱することである―― 『純粋理性批判』を発表したカントは,批判哲学に基づきつつ,現実世界への深い関心のもと,啓蒙,世界市民,道徳,法,歴史,宗教などを平明に論じた.理性的かつ普遍的に考えることの意味と可能性を,今なお問いかける代表的論考五篇を収録.待望の新訳.
インターネットとソーシャルメディアの急成長は,公共圏をめぐる状況を根本から変えている.その転換は,現代の民主主義にどのような歪みをもたらしているのか.熟議の政治はいかなる条件で可能となるのか.主著『公共圏の構造転換』の刊行から六〇年を経て,ユルゲン・ハーバーマスが最後に提示した最新の〈公共圏〉の姿.
2027年NHK大河ドラマ『逆賊の幕臣』で注目の小栗忠順(おぐりただまさ)。明治新政府によって「逆賊」と呼ばれた小栗でしたが、彼ら幕臣たちは西洋列強と対等に渡り合い、そのスキルは近代社会に大いに引き継がれました。これまで見えて来なかった「真実の幕末史」を図解とビジュアルで解き明かし、複雑な幕末史がスッと頭に入ります。歴史ファンはもちろん、歴史を学び直したい社会人や学生の「新たな発見」につながる必読
「どのような行為が性暴力なのか」と聞かれると,パッと答えるのは難しいかもしれません.性暴力をなくすには,一人一人が知っていくことが大切です.傷つく人を少しでも減らしていくために,誰もが生きやすい社会へと変えていくために.被害者支援の専門家が,「性暴力とはなにか」を丁寧に解説.すべての人に読んでほしい一冊です.
人は必ずミスをしてしまう。「以後、気をつけます」と言っても、思いもしないミスは起こり続ける。どうすればミスをしても事故に至らないようにできるか。本書はミスの原因を、①違っていた・わからなかった、②知らなかった・できなかった、③しておけばよかった、④してしまった、の4タイプに分類し、重大事故を例に示しながら防止策を検討する。そして、真の原因である組織の問題を指摘し、安全文化の構築を提言する。はじめに
スマホ中毒から、勉強中毒に!?定期テストの点数が、思うように伸びない。「勉強しなきゃ」と思っているのに、なかなか始められない。やる気が出ない、集中できない、覚えられない……。そんな中高生のために、大人気インフルエンサー・あきとんとんが、「ハマる」勉強法を大紹介します!机に向かわずにできる方法、スキマ時間を活用する方法、ゲーム感覚で楽しむ方法、友達と一緒に取り組む方法など、「これも勉強でいいんだ!」
潜在意識の力を活用し、願望の実現につなげる考え方をマンガでわかりやすく紹介。潜在意識研究に長年取り組んできた酒井滿氏の経験と考え方をもとに、日々の意識や行動を変え、人生をよりよい方向へ導くためのヒントを楽しく学べる一冊です。
人は死んだらどうなるのか――。多くの物語が紡がれ、無数の議論がなされてきた問いだ。本書は、19世紀半ばから現代まで200年近くの東西のスピリチュアリティ文化を追跡。それらが各時代の意識をめぐる科学などと交差し、心霊科学やニューエイジ運動、スピリチュアル・ブームといった潮流を生んだことを描く。特に前世記憶、霊媒交信、臨死体験の三つの現象を取り上げ、現在を生きる私たちの死後観を浮き彫りにする。まえがき
「もっと痩せなきゃ」「いい年してまだそんなことしてるの?」「私なんかが幸せになれるわけがない」「どうせ頑張っても報われない」…あなたの頭の中にも、こんな言葉が浮かぶことはありませんか?それはもしかすると、知らないうちに自分にかけてしまった「呪い」かもしれません。「呪い」とは、あなたを幸せから遠ざける考え方や思い込みのこと。親から何度も言われた言葉。クラスの友だちとのやりとり。好きな人の何気ない態度
相対論は時間の何を扱っているのか。哲学者ベルクソンは相対性理論をめぐって、物理学者アインシュタインに論争を挑んだ。本書はベルクソンの哲学と科学観を詳細に検討し、彼が相対性理論の何を批判したか解明する。現代哲学・物理学の議論も踏まえて、「時間」についてどう考えるべきかを問う研究。
民主主義の危機、頻発する紛争、AIという新たな力。様々な力学が複雑にからみあう現実に対し、私たちはどのような態度で臨めばよいのか。人間社会の「普遍的な法則」を捉えた古典の警句を武器として携え、混沌とした現代と未来を読み解く。
何が(What)そこで起こっているのか? どのように(How)なっているのか? どうして(Why)そうなのか? 教育現象を生成・維持・変容させているプロセスを,より〈深く〉理解するために。質的研究法の基本から応用までを,批判的実在論の視座から具体的に解説する。教育をフィールドワークするすべての人へ。
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