20人の漫画家、20の「東京」。【収録作品】(著者あいうえお順)浅野いにお [TP]安倍夜郎 [我が心の新宿花園ゴールデン街]石黒正数 [密林食堂][もしも東京]石塚真一 [Tokyo Sound]市川春子 [TOKYO20202 GOURMET/SPOT/HOTEL]岩本ナオ [海が見える大井町]太田垣康男 [the next day]大童澄瞳 [East East]奥 浩哉 [東京フィレンツェ
映画『黄昏の町でいつか』の現場は、完全に行き詰まっていた。そんな中、映画人たちは、老優・小関(こぜき)に目をつけた。「ジイさんが何回NG出すか」最後の大博打を有利に進めるため、台本に数多のトラップを仕掛け始める脚本家、自らの体を張って勝負に挑むグラドル。それぞれの業と欲の渦巻く狂乱の宴、いよいよ佳境へ! 原作小説にはない、すぎむら節全開のオリジナルエンディングも必見! 人間の本性も煩悩も、ついでに
老人vs.スパイスガールズ! 映画『黄昏の町でいつか』の撮影現場。業の深い映画人達は、難曲『ワナビー』に挑戦する老優・小関(こぜき)にカネを張り始めた。小関は、驚異の暗記法を活用して立ち向かう。男と女の業と欲が入り乱れて、そのギャンブルはさらなる深みへ……。眠っていた脳細胞を心地よく刺激してくれる笑いと涙と欲望! ツチノコも登場!!
合体!!! 松尾スズキ、すぎむらしんいち! ――顔面の内側が崩壊する奇病にかかったマッサージ師・金子堅三(かねこ・けんぞう/26歳童貞)。俳優兼サブカル映像作家・海馬五郎(かいば・ごろう/監督作『ゾンビは歌う』他)。2人が出会ったときから、いろんなことが面白いように面白い方向へ転がりはじめる……。松尾スズキの傑作小説を、すぎむらしんいちが愛をこめて漫画化。映画の制作現場のリアルな裏も覗けます!
「大人計画」の松尾スズキと漫画家・河井克夫がタッグを組んだネコ漫画の傑作!松尾家に生後3カ月のキジトラの子猫がやってきた! 美猫「オロチ」のかわいさとクールな仕草に、松尾スズキも猫萌え中年「松尾ニャン」と化し、オロチをなで、抱き、「かわいーん!」を連呼。観察&妄想マンガ、人形アニメ、松尾ニャンの身辺雑記まで、あらゆる角度からオロチへの愛を描いた爆笑猫コラム漫画。写真家・平間至が撮ったオロチグラビア
悲劇と喜劇はいつも表裏一体だ。寂しさが頂点に達したとき、私は、マンションの前を通る電車に手をふったりする。歳を追うごとに私の親切にはコクが出てきている、はずだ。私は、親友というものをもてない。母と海を介していまだにつながっているのだ。心の中の感傷のドアを閉じる技だけ歳をとるほどうまくなる。わかっているのは、まだまだ途中なのだということだけなのだ。
第134回芥川賞(2006年)候補作。恋人との大喧嘩の果て、薬の過剰摂取(オーバードーズ)で精神病院の閉鎖病棟に担ぎ込まれた明日香。そこで拒食・過食・虚言・自傷など、事情を抱えた患者やナースと出会う。普通と特別、正常と異常……境界線をさ迷う明日香がたどり着いた「場…
第142回芥川賞(2009年)候補作。コメディ映画だけが救いの若きマッサージ師・金子堅三は、客として出会った映画監督・海馬五郎に「弟子入り」することに。はじめての撮影現場は、北九州のさびれたシャッター商店街だった。そこでスタッフやキャストが退屈しのぎにはじめた賭…
松尾スズキの自伝的要素を含んだ初の長編小説がついに電子化!巨頭の少年フクスケは15歳にして生家を追われ、未知の大都会東京へと旅立つ。そこで出会った男のいざこざに巻き込まれ、伝染病が蔓延する中、死体の供養をしながら混乱と衰退と過剰が支配する日常を過ごしていた…
松尾スズキの自伝的要素を含んだ初の長編小説がついに電子化!巨頭のフクスケが『劇団大人サイズ』の作家になって3年。動員数も飛躍的に伸び、劇団は規模を拡大。すべてが好転しているように見えた。しかし、フクスケは新たな「純愛」を見つけてしまい、伝染病が世界を覆い…
「私は大人だ」今、この日本でいったい何人の大人が、そう胸をはって言い切ることができるだろう。(中略)大人らしさとかでなくて。しがらみから独立した「大人」という素朴な生き物になること。私がもくろむのはそれだ。(本文より)話題の劇作家が、「子供失格」だった人から「大人と呼ばれたい」人々までに贈る爆笑エッセイ。
「僕、51歳、福岡出身。M子、31歳、茨城出身。東京で出会った」東京で家族を失った男に、東京でまた家族ができた。夫は、作家で演出家で俳優の51歳。妻は、31歳の箱入り娘。東京で出会って、東京で夫婦になった。ときどきシビアで、ときどきファンタジーで。東京の夫婦はた…
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