江藤淳はいかに「戦後」と闘ったのか

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あらすじ

いま、批評の「海賊の唄」を聴け――。天才的頭脳、喧嘩、結核、そして真実を熱愛する心。「孤高の批評家」の激動の人生を通して描く戦後日本精神史! 片山杜秀氏推薦――「イデアを徹見し、犬語を解し、珊瑚海に日本兵の幽霊を幻視する。それが本当の江藤淳だ。そんな彼が「廃墟」と「奴隷」の戦後と闘う。にもかかわらず江藤は反近代的詩人になれぬ。あくまで近代的散文家。その断裂が江藤を謎めかせる。詩心旺盛な著者はその難関を猛突破。江藤の真実を今日的に解き放つ。雄渾な江藤論かつ激烈な戦後批判の書」。【目次】第一章「廃墟」と「奴隷」という主題系第二章 埴谷雄高と丸山眞男との遭遇第三章「作家は行動する」季節第四章「批評の批評」という活路第五章 国家と私第六章 文芸時評は戦場である第七章 小説江藤学校第八章「戦後」との訣別第九章「閉された言語空間」への憤怒第十章 名辞以前の世界へ

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