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磨くほどに輝く宝石のような心を持った全盲の少女・珠輝。人と分かり合えない孤独の中で、“未知”に指先で触れて見た世界を描き出した、自伝的小説。ジュエリー作家・桐山勇三氏 推薦「生まれながら一筋の明かりも無い事としっかり向き合い、このような素晴らしい自伝を書き上げた珠輝さんの勇気と行動力に敬意を表します」昭和二十二年、夏。丸山家に生まれた元気な女の子・珠輝は、両の眼球のない子どもだった。 “人と違うこと”で周囲の人間や親族からも理不尽な扱いを受ける子ども時代は、彼女にとって苦難の日々だった。しかし、輝きを決して失わない心を持つ珠輝は、いつしかかけがえのない存在に囲まれていき――。強く、しなやかに生き抜く姿に心揺さぶられる、実話をもとにした物語。
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