〈レンタルなんもしない人〉というサービスをはじめます。 スペックゼロでお金と仕事と人間関係をめぐって考えたこと

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あらすじ

「何もしない人が生きてたっていいんじゃない?」から始まった前代未聞の人材派遣。豊かなエピソードを交え、新しい生き方を考える。【「レンタルなんもしない人」というサービスを始めます。1人で入りにくい店、ゲームの人数あわせ、花見の場所とりなど、ただ1人分の存在だけが必要なシーンでご利用ください。ごく簡単なうけこたえ以外なんもできかねます】「“なんもしない”人にも、存在価値はあるんだろうか?」その可能性を独自すぎる手法で追求し、かくも不思議なサービスが始まった。レンタル無料、だけど「なんもしない」。「いてもいなくても変わらない」はずなのに、そこに舞い込む依頼は実にユニーク、かつ切実。「自分が被告の裁判の、傍聴席に座ってほしい」「誰にも言えない話を聞いてほしい」「私のお見舞いに、来てくれませんか?」……etc.10ヶ月で10万人ものフォロワーを集めた〈レンタルなんもしない人〉が、本書で初めて自身の考えを明かします。働くことについて、お金について、人との関わりやこれまでの生き方について。収入ナシ、地位ナシ、仕事ナシ、の“逆”ハイスペ男子が、ただ1人分の存在を貸し出すフィールドワークから見えてきた、新しい生きかたを探る驚きに満ちた思索の書。誰もが「なにかしすぎる」時代だからこそ、もっと自由に生きていいんじゃないだろうか?

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