日本の最終講義
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学問を志してからの道程、恩師・同僚・生徒たちとの交流や大学の思い出、そして自らの学問にたいする真摯な思い――日本を代表する「知の巨人」23人が残した、学問の総決算ともいえる最終講義を精選。令和新時代に語り継ぎたい名講義、感動の一大アンソロジー。【掲載順】鈴木大拙 禅は人々を、不可得という仕方で自証する自己に目覚めさせる宇野弘蔵 利子論大塚久雄 イギリス経済史における十五世紀桑原武夫 人文科学における共同研究貝塚茂樹 中国古代史研究四十年清水幾太郎 最終講義 オーギュスト・コント遠山 啓 数学の未来像中村 元 インド思想文化への視角芦原義信 建築空間の構成と研究土居健郎 人間理解の方法――「わかる」と「わからない」家永三郎 私の学問の原点―― 一九二〇年代から三〇年代にかけて鶴見和子 内発的発展の三つの事例猪木正道 独裁五六年河合隼雄 コンステレーション梅棹忠夫 博物館長としての挑戦の日々多田富雄 スーパーシステムとしての免疫江藤 淳 SFCと漱石と私網野善彦 人類史の転換と歴史学木田 元 最終講義 ハイデガーを読む加藤周一 京都千年、または二分法の体系について中嶋嶺雄 国際社会の変動と大学――あえて学問の有効性を問う阿部謹也 自画像の社会史日野原重明 看護の心と使命