火の蛇
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シリーズ
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作品情報
「あれは、あなただったのね」……大乃木容造に襲われたとき、美樹は、はじめて気づいた。10歳の夏の嵐の午後、襖の外から垣間見た光景と、同じ姿勢だったからだ。美樹の祖母・小しのを開花し、母の真穂を開眼させた容造は、せめて、生きている限り、ただの一度でいいから、美樹をこの腕に抱きしめてみたいという、火のような欲望に駆られていた。美樹の激しい抵抗に、一度は燃えた容造も、その一言で全身から活力が萎えていった。だが……。宿命のかなしさ、女の業を描いた《火の蛇》をはじめ《秋扇》《うつり紅》など、全7篇を収めた短篇集。
- 著者
- 出版社 講談社
- ジャンル
- レーベル ROMANBOOKS
- シリーズ 火の蛇
- 電子版配信開始日 2021/12/17
- ファイルサイズ 0.31 MB